2019年10月21日月曜日

Zwiftって凄いなと思う反面、ネガティブもあるよねという話

先々週は子どもの運動会、先々週は台風のため、恒例の週末ライドができず、10月はひたすらローラー(Zwift)に乗る日々でした。何となくパワーが付いてきたのは以前にも書いた通りですが、それを実感できるタイミングもなく無心にアニメを見ながらダラダラ走っていました。


Alpe du Zwiftのタイムがどんどん縮んでいけば分かりやすいのですが、実際は毎日乗る度に消耗していくので、休息日を挟まない限りタイムは次第に落ちていくか横ばいで推移しています。
9月は実走とZwiftを交えてほとんど毎日、10月はそんな感じで週5ぐらいはZwiftで走るようにしていました。


今回も週末は天気が悪そうでダメかと思っていましたが日曜日は何とか走れそうな状況、かつ、チームのNさんも乗るとのことで、2人で走りにいくことになりました。とは言えども、台風の影響もあるので山らしい山には行けず、ほとんどが平地で多少登りが混じる100km程度のライドでしたが。


当日、連日のZwiftによる脚には多少のダルさは若干残っているものの、前日は休息日だったためマズマズの状態。出発1時間前に起床、昨晩の晩酌の後始末とリビングの掃除(日課)を先に済ませて、身支度をして出発。
走り出して「おや?」と思ったのが、自分のイメージよりも脚がマワる、というよりもスピードを出せるようになっていたこと。立ち止まってみても風はほとんどなく、ホンダエアポートの吹き流しもほとんど下向きの状況。具体的には、疲れることなく巡行できる速度が、


 従来:平地33km/h
 今回:平地35km/h


といった感じで、わずか2km/hですが(多分、希望的観測も込めて)強くなっていました。Nさんには悟られないように平然としていましたが、心の中では「巡行35km/h!巡行35km/h!!いやもっとイケてしまうかも!!!」なんて気持ちが溢れていました。噴き出してないといいんですが。


その日唯一走れた登りでる横松峠(2.6km、176mUP)も、Nさんが序盤から足を緩めなかったおかげで、ワタシも最後まで気合を入れてPR獲得。これもまた思ったよりも脚がマワるというか踏めたのに驚きました。


その後、白石峠の入り口の通行止めを確認し、帰りも平地の巡航速度を落とすことなく帰宅。正直こんなに走れると思いませんでした、本当に。




今回、「思ったより走れた」のは、間違いなく平日のZwiftのおかげです。継続は力なりとは言いますが、これほど顕著に表れると嬉しいですね。体重落ちてないけどまぁいいかと思えました。(それはそれで問題だけど)


しかし、最近Zwiftを継続していて気になる点があります。
①パワーが出るポジションばかりとってしまう。
ロードバイクって、本来はできるだけ小さいパワーでスピードを出せるようになるのが、いわゆる「速くなる」ことだと思いますが、Zwiftでは実際のポジション関係なく速度計算されてしまうので、どうしても空力を無視して楽にパワーのみ出るポジションを取りがちになってしまいます。 ワタシはもともとエアロポジションを取って走るのが好きでしたが、最近チームで走っていて「エアロポジション取らないんですねー」なんてコメントを受けました。
多分これは弊害。Zwiftで走っていてツラくなると上ハンばっかり握っているので、深い前傾姿勢で使う筋肉が育っていないのだと思います。最近はせめてブラケット握ろうと頑張っています。


②使う筋肉が微妙に違う。
左右に車体が振れないからでしょうか?具体的にいうと腰と尻の付け根?あたりの筋肉が、実走の時のみ疲労してしまいます。ローラーでも再現できないかとポジションや足のマワし方を工夫してみるのですが、なかなか再現できず。ペダリングが下手くそなのか、そもそも固定ローラーの限界なのか・・・最近の課題です。


③実走しなくてもいいや、と思ってしまうこと。
ライドの休憩中にNさんもチラっと言っていたのですが、「いちいち準備して外走るのめんどくせぇ」「Zwiftの方が効率的に練習できる」という理由から外を走るのが億劫になっている人も多いようです。以前に行っていた彩湖での周回練習も、最近はめっきりだそうな。
外をみっちり1時間走ろうと思うと、着替えてメット被ってタイヤの空気圧確認して、走っていても信号待ちのアイドリングタイムがあって、帰ってきたら自転車とウェアを整備する時間が付帯してきて、結局プラス1時間ぐらいかかってしまいます。 それに比べてZwiftなら・・・と思うと、実走から離れてしまいますよね。
フラットなコース、起伏を楽しめるコース、ひたすら登るコース、選び放題ですし。


と、色々と弊害もあるなぁと最近思ってきたところです。それでも短い時間で効率的かつ安全なZwiftは魅力的ですけどね。 ネガポジ踏まえた上で、楽しんでいきたいと思います。

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