2018年10月2日火曜日

地味になっていくロードバイクたち

最近の自転車業界の塗装に思うところ

ここ最近のロードバイクの塗装は、地味になっているとは思いませんか?
<真っ黒系>
①マットブラックの塗装に、ブラックのロゴデカールを張って、クリア塗装。
②化粧カーボンなし、UDカーボン地、ブラッグのロゴデカールを張って、クリア塗装。

<1色系>
③単一色でフレームとフォークを塗装、ロゴデカールを張って、クリア塗装

こんなのばっかりな気がしてます。
勿論それだけじゃないものもあるし、メーカーによってはアップチャージで塗装や水転写マーク(プラモデルで水を使って移すデカール)で模様を付けてくれるオプションもありますが。

でも、基本はシンプルな塗装のものが多くなってきました。

なぜ、シンプルな塗装になってきたのか?

①軽量化、②デザインの流行、③作りやすさ、の3つが原因だと思っています。

『軽量化』は分かりやすいい理由です。
軽量フレームを謳い、フレーム単体で700gを切るものであれば、それに塗料に100gも吹き付けるのはフレーム性能にブレーキをかける行為です。
その理屈は分かります。

『デザインの流行』は・・・正直ファッションの流れに取り残されたオジサンにはよく分かりません。
ミニマリズムみたいなものでしょうか?(ミニマリズムの定義や使い方が間違ってたらごめんなさい)
オジサン感性のワタシには、いまいち『単色』+『でかいロゴマーク』みたいなデザインがカッコいいとは思えません。
これは個人的な意見なので・・・単純な好き嫌いの問題ですが。

『作りやすさ』は悪だと思っています。
いわゆるプロダクトアウト、さっぱりユーザー目線ではありません。
ワタシみたいな根性ウンコ色には、『作りやすさ』を隠すために、

「ほーら、最近流行りのシンプルなデザインですよ~」
「シンプルな塗装はかっこいいでしょ~」

という雰囲気をマスコミも抱き込んで作り出しいるのではないかと邪推してしまうわけです。
ホント根性曲がってますね、すみません。

でも、生産の観点からするとクリア吹くだけとか、単色塗装なんてのは超カンタンなのは間違いないわけです。

実際のところで、塗装はどう変わってきたのか?






上記、グーグル検索(画像検索)の結果です。
2000年は割とシンプルなものが多く、2005年~2010年が差し色が多いカラフルなモデルが増えてきて、2015年以降はまたシンプルなものが多い印象です。

でも、思ったほど顕著な感じで表れていないのが・・・なんでしょう?私の思い込みでだったのでしょうか??

個人的な結論

塗装はシンプルでもデザイン性があるものがカッコいい。
単なる好みですけどね。

私がむかーし保有していた2012年モデルのCerveloのR3SL。


個人的にはこんな感じでシンプルで、スッキリとしたデザインが好きです。
で、性能も折り紙付きという、なんとも魅力的なフレームでした。

今後の自転車業界の塗装に思うところ

塗装って難しい技術で、「何にでも塗装できる」という技術はすごい技術なんですよね。
その塗装を生産性の易きに流してしまうと、いつの間にか業界として塗装が弱い業界になってしまうのではないかと危惧しています。
(中にはCOLNAGOみたいな塗装に力を入れているメーカーもありますが)

流行、なんて言わずに色々な塗装を見てみたいものですね。
塗装は、メーカーのコダワリを見せて欲しい「技術」の一つだと思っています。

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